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最新VR体験スポットから見えた、VR3つの潮流 Part2

2017.08.07

今、最も注目を集めているエンターテイメントの一つ「VR」は、3つの潮流で発展しています。Part2では、「ライド型」の続きと、いよいよ「鑑賞型」そして「協力スポーツ型」のVR体験スポットが登場します。


東京ジョイポリス ZERO LATENCY VR」に挑戦した取材スタッフ4人組

■ライド型-VR SPACE SHIBUYA

「VR SPACE SHIBUYA」プレイの様子


他のVR体験スポットにあまりないユニークなシステムで運営しているのが、昨年11月にオープンした「VR SPACE SHIBUYA」。一コマ40分間、ブースを占有して遊べます(WEBサイトからの予約が可能です)。また一度にプレイできる以上の人数を受け付けないため、プレイ待ちで並ぶことがありません。そしてキャストと呼ばれるスタッフが、プレイ中常時サポートしてくれるため、初心者にはやさしいシステムとなっています。

空間に自由に3Dの絵が描ける『Tilt Brush』をはじめ、VRコンテンツは約10種類。
おススメは『Sprint Vector』、スピード感たっぷりのひたすら走りぬけるゲームで、操作がやや難しいですが、慣れると病みつきになる作品です。


『Sprint Vector』

スピード感がもの凄い!

※※「VR SPACE SHIBUYA」は少しでも多くの方にVRを体験してもらうことを目的に、企業や施設への出張プレイを行っています。パーティやチームビルディングの一環としての需要があるのだとか。また貸切も行っています。

■鑑賞型-コニカミノルタ VirtuaLink in TOKYO SKYTREE TOWN®

派手な動きがあるわけではなく、美しい映像を「じっくり眺めて没入する」、癒しのVRとも言えるのが「鑑賞型」。

そんな鑑賞型として紹介したいのが、6月26日にオープンした「コニカミノルタ VirtuaLink in TOKYO SKYTREE TOWN®」(押上)です。プラネタリウムとは一味違うVRならではの360°を天の川に囲まれた空間で、15分間の宇宙トリップを、特に難しい操作も必要なく落ち着いた雰囲気で体験できます。そして最大の特徴は、来場者全員での協力プレイ。後半、隕石から地球を救うために、いろんな方向にバリヤーを作るのですが、皆で呼吸を合わせないとなかなか上手くいきません。プレイヤー同士の不思議な「共有感」「繋がる感」を感じることができます。


「コニカミノルタ VirtuaLink in TOKYO SKYTREE TOWN®」のエントランス
©Konica Minolta Planetarium Co., Ltd.

卵のような形をしたポッドの中に入ってVR体験

「コニカミノルタ VirtuaLink in TOKYO SKYTREE TOWN®」の画面 地球パズルを組み立てている様子
©Konica Minolta Planetarium Co., Ltd.


美しい宇宙の景色に癒されます
©Konica Minolta Planetarium Co., Ltd.

※※コニカミノルタプラネタリウム社の川中子さんによると、今回の企画のきっかけは、星空を題材にしたアトラクションの企画を構想した際に、宇宙のひろがりを見せるのに360度の世界を体験できるVRが最も適しているのではと考えたのだとか。「女性をターゲットに、これまでにないVRコンテンツを作りたかった」とのことで、実際、客層は20代、30代が中心で7割が女性となっています。

■協力スポーツ型-ZERO LATENCY VR

そして多人数でワイワイ、スポーツをするようにプレイしたいというターゲット向きなのが「協力スポーツ型」。
そんな「協力スポーツ型」として紹介したいのが「東京ジョイポリス ZERO LATENCY VR」(台場)です。15分間のブリーフィングと15分間のプレイ時間の30分ワンセットで行われます。約4kgのバックパックを背負い、約2kgの銃(ガン)を持ち、そこにVRHMDとヘッドフォンを装着すると言うかなりの重装備です。プレイエリアは小さな体育館みたいなほとんど何もない暗い部屋。6人まで参加できますが、今回は4人でプレイしました。
案内役スタッフの掛け声とともにゴーグル越しに周りが見え始め、他プレイヤーのアバターの姿を認識しはじめると、ワクワク感は一気に上がります。

プレイエリアはこんな感じ

プレイ中の様子 光の流れから激しい体の動きがわかります


取材時にプレイした作品は『ZOMBIE SURVIVAL(ゾンビ サバイバル)』というゾンビの溢れた街から戦い抜いて脱出すると言う作品です。1階と2階に分かれ(実際のエリアは平面)、4種類の銃を使い分けながら皆で協力して戦うのですが、巨大なゾンビも登場し、隙が出来るとあっという間に敵に取り囲まれ、テンションはMAXに!
ゾンビがうめき声を上げないとか、攻撃を受けた時がわかりにくいなど、細かく気になる点はあるものの、筆者が体験した中では、現状、最強のVRコンテンツと言えるのではないでしょうか。

客層は20代30代が中心です。来場者に聞くと「実在の別世界にいるようだった」(30代男性)、「初めてのVRだったが、ものすごく迫力があった」(20代男性)という声がありました。


『ZOMBIE SURVIVAL』

大量のゾンビに取り囲まれます!

右前方にいるのが味方のアバター 協力して敵を迎撃


尚、今回の『ZOMBIE SURVIVAL』は7月9日で終了し、7月15日からは『SINGULARITY(シンギュラリティ)』という新作に切り替わっています。こちらも期待大です。


『SINGULARITY』の画面


Part3では日本最大級のVR体験スポットを紹介します。

>>Part1はこちら

>>Part3はこちら

VR SPACE SHIBUYA 
※9月以降移転の可能性あり。詳細はウェブサイトをご確認ください。
http://www.vrspace.jp/

コニカミノルタ VirtuaLink in TOKYO SKYTREE TOWN
https://planetarium.konicaminolta.jp/VirtuaLink/TokyoSkyTreeTown/

ZERO LATENCY VR
http://tokyo-joypolis.com/attraction/1st/zerolatency/

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(記事:中村 健一)

本記事は、エンタテインメントの研究をしているフィールズ研究開発室(FRI)のメンバーが、日頃の活動の中で気になったことに目を向け、独自取材に基づいて、執筆しています。

 

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