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最新VR体験スポットから見えた、VR3つの潮流 Part1

2017.08.04

-特別な体験-VRは非日常的なひと時を味わわせてくれる、今、最も注目を集めているエンターテイメントの一つです。そんなVRコンテンツを体験できるスポットが、都心部で続々と登場しています。そしてそこには「ライド型」「鑑賞型」「協力スポーツ型」という3つの潮流が生まれています。今回は最新のVR体験スポット、VRコンテンツを紹介すると共に、その進化の行方を考察します。



■日本人の93%はVR未体験!

FRIが行っている『Fields Yoka Survey』(※1)調査によると、VRヘッドマウントディスプレイ(以下VRHMD)について、「知っている」と答えた人は全体で45%、特に男子高校生~20代男性の認知率は70%以上と非常に高い認知率となっています。それに対して、「体験したことがある」と回答した人は全体の6.7%で、認知率に対してかなり低い数値となりました。VRというメディアがまだまだ黎明期であることを表しています。



そして今回の取材を踏まえ、最新VR体験スポットは3つの方向性に発展していると考えられます。


■ライド型-シブヤVRランドBY ハウステンボス

一人や二人といった少人数で「手軽にVRコンテンツを楽しみたい」、「日頃のストレスを発散したい」というユーザーをターゲットにしているのが「ライド型」。


シブヤVRランド BY ハウステンボス

その一つが、6月24日にオープンした「シブヤVRランドBY ハウステンボス」。個性豊かな5つのVRコンテンツが体験できます。VRならではの没入感が恐怖に繋がる『VR心霊百物語~廃病院~』や、ロマンチックな“壁ドン”を味わえる『迫りくる愛のささやき』など。


『VR心霊百物語~廃病院~』

『迫りくる愛のささやき』


そして何と言っても無方向性のとんでもない大ジャンプを味わえる『ウルトラ逆バンジー』。都心の真ん中で大ジャンプを繰り返した後、遂に宇宙まで飛び出し……


『ウルトラ逆バンジー』

都心の真ん中で大ジャンプ!

宇宙まで飛び出し、人工衛星越しの地球がキレイ、しかしこの後…!!!


こうしたリアルな映像による高所のスリルを題材にしたいわゆる“絶叫系”は、今やすっかりVRの定番です。そこで今回取材した中から“絶叫系”VRを独自にデシベル調査。プレイヤーの声をデジベルセンサーで計測させてもらいました。そのランキングがこちらです。

第3位 TOKYO弾丸フライト(SKY CIRCUS サンシャイン60展望台)84デシベル
第2位 ジャングルバンジーVR(VR PARK TOKYO)85デシベル
第1位 ウルトラ逆バンジー(シブヤVRランドBY ハウステンボス)87デシベル
※実験の状況により結果は異なります。

という結果となりました。ベスト3のコンテンツはどれもスリリングでやり応え十分です。

※※PRを担当するエードット社の牛尾さんよると、この「シブヤVRランドBY ハウステンボス」はハウステンボスのアンテナショップ的な位置づけで、都心部の人にVRの魅力を知ってもらい、ハウステンボスの「VRの館」(日本最大級のVRパーク)にユーザーを誘導したいという狙いがあるとのことです。


■ライド型-SKY CIRCUS サンシャイン60展望台

続いては「SKY CIRCUS サンシャイン60展望台」(池袋)。まず海抜251mという眺望に囲まれているのが素晴らしい環境です。そこで絶叫系VRコンテンツ3つ『TOKYO弾丸フライト』『スウィングコースター』『SKYエスケープ~高所恐怖体験~』が楽しめます。絶叫系3位の『TOKYO弾丸フライト』もスリリングですが、『スウィングコースター』(取材時は昼バージョン)の夜バージョンはそれを超えるほどスリリングだとのことです。
客層は、土日は家族連れも多いものの、平日の夜はほぼカップルになるとか。またVR以外のエンターテイメント設備も充実しています。


『TOKYO弾丸フライト』

『TOKYO弾丸フライト』画面

『スウィングコースター』

『スウィングコースター』画面

無限スケープ(カレイドスケープエリア)

※※サンシャインエンタプライズ社の廣野さんによると、元々は展望台の客が雨の日が少なく、雨の日にお客さんを呼びたいと言う狙いからVRをはじめエンターテイメント設備を設置したとのことです。そのため現在もプレイ料金の雨の日割引が設定されています。


■ライド型-VR PARK TOKYO

そしてもう1か所、昨年12月にオープンし、その後もコンスタントにVRアトラクションを増やしているのが「VR PARK TOKYO」(渋谷)です。


VR PARK TOKYO


客層は20代、30代が中心で、6割が男性というところですが、VR機の種類が豊富で、そして何と言っても2人プレイのVRアトラクションが充実しています。
特に筆者のおススメは『ソロモン・カーペット VR』。空飛ぶカーペットに乗って、2人で協力しながら、砂漠の魔宮を冒険します。異空間に迷い込んだような感覚を味わえて、盛り上がること間違いないのではないでしょうか。


『ソロモン・カーペット VR』

2人で魔神と大激戦!

『ジャングルバンジーVR』

広大な自然の中でバンジージャンプを体験!

本格的なドライビングシミュレーション『T3R』

※※「VR PARK TOKYO」では集客施策として、映画『ジョン・ウィック:チャプター2』とコラボし、クロスプロモーションを行う他、映画『ジョン・ウィック』の世界を再現したVRアトラクションを7月より投入しています。


Part2はさらにユニークなVR体験スポットを紹介します。


>>Part2はこちら

>>Part3はこちら


シブヤVRランド BY ハウステンボス
http://www.huistenbosch.co.jp/vrland/

SKY CIRCUS サンシャイン60展望台
http://www.sunshinecity.co.jp/campaign/cp/vr/?_ga=2.256976267.1045874713.1500613267-1366648037.1498213570

VR PARK TOKYO
http://www.adores.jp/vrpark/

(※1)「Fields Yoka Survey 2017」
2016年12月に、全国の小学生~69歳の男女11,646人に対し、余暇に対する行動や、価値観などについて実施したWebアンケート調査。


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(記事:中村 健一)

本記事は、エンタテインメントの研究をしているフィールズ研究開発室(FRI)のメンバーが、日頃の活動の中で気になったことに目を向け、独自取材に基づいて、執筆しています。


 

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