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女の子があの定番商品より夢中になっていたバーチャルアクセサリーとは?
そして大人がハマる新発想パズルが面白すぎる!!
「東京おもちゃショー2017」 レポート 前編

2017.07.12

先日6月1日から4日まで、東京ビッグサイトにて「東京おもちゃショー2017」が開催されました。アナログチックな味わい深いものから、最新の技術を活かしたハイテクものまで、3万5千点の玩具が展示され、4日間で14万7千人余りを動員しました。
そんな玩具市場における3つの潮流をレポートします。


■8000億円超えの玩具市場

会場の様子

日本玩具協会によると、国内の玩具市場は7000億円近辺で10年ほど横ばいを続けていたが、2014年度から3年連続の8000億円超えが続いている。2014年度は「妖怪ウォッチ」「アナと雪の女王」の大ヒットIPが売り上げを伸ばし、それ以降も強いIPが市場を牽引している。

昨年度は「アンパンマン」「メルちゃん」などに加え、「ベイブレードバースト」などのヒット商品が市場を活気づけた。

タカラトミー社の富田さんによると、今年も“IP押し”の市場が続いていると言う。タカラトミー社のブースでは、50周年を迎えている「リカちゃん」に大きな展示スペースがさかれていた。最新作のリカちゃんは新素材の採用により、付属のライトの光をあてると髪の色が変わるというもの。一定時間が経つと元に戻るため、繰り返し遊べる。


代々のリカちゃん 愛らしさの中に風格さえ漂う

髪の色が変わる!


数ある玩具の中から、当サイトが気になった商品を3つの潮流ごとに紹介したい。


■体験消費型:非日常的な体験を味わえる玩具

「ぷにジェル」(セガトイズ)
セガトイズ社のブースで、5歳から10歳ぐらいの女の子に一際人気を集めていたのが「ぷにジェル」だ。セガトイズ社の亀田さんによると「若い女性に人気のあるUVレジンアクセサリー(※1)がありますが、女の子たちは年上の女性のおしゃれに憧れるもの。その憧れを形にしました。」とのこと。特殊な2つの液体を混ぜ合わせ、それを型に流し込む。そこにシールなどで模様を付けると、ぷにぷにした子供向けのアクセサリーが出来あがる。柔らかい素材のため安全で、またアレンジも自由にできる。

ブースに訪れた女の子たちは夢中になってアクセサリーを身に付け、鏡を覗きこんでは、付け替えたりしていた。

さらに今年は新作「ぷにジェル ネイルアーティストスタジオ」が登場。ネイルアートができるようになっているものだ。


「ぷにジェル」 かわいいアクセサリーに!

アクセサリー選びに夢中になる女の子たち

「ぷにジェル ネイルアーティストスタジオ」 ネイル作りに励む女の子




「ナノルーム」(カワダ)

ブロックやパズル商品を多く出展していたカワダ社。

「nanoblock」

ペーパー模型


中でも注目を集めていたのが「ナノルーム」だ。
主に女性をターゲットに開発されたこの商品の最大の特徴は、パズルのピースが本物の布や木でできていることだ。それを組み合わせて様々な家具を作り、部屋を組み立てていく。家具の配置などアレンジも可能なので、自分だけの夢の部屋を作ることができる。

質感がとても温かみがあり、実に味わい深い。組み立てながら癒されるパズルだ。


「ナノルーム」

布や木のパーツ



「いぬのきもち お散歩Time」(タカラトミー)
こちらは犬の首輪に装着して使う犬用のウェアラブルデバイス。散歩中の活動量を計測、スマホと連動させることで散歩中に必要な残りのお散歩時間をリアルタイムで更新しながら、飼い主に知らせてくれる。犬の歩き方も自動で識別。「きょろきょろ歩き」「歩行」「はや足」「かけ足」の4種類に自動的に識別し、その犬の種類や大きさ、年齢に適した運動量を算出すると言う。
ペットの健康に関心が高まっていることから開発されたものだ。
玩具の定義を広げる作品とも言える。


「いぬのきもち お散歩Time」 犬の首についているのがデバイス


他にもアイスを舐めると、静電気が通電して話しかけてくれるユニークな体験型玩具などが出展されていた。

「ペロッとアイスDJ」 アイスを舐めると声が出る アゲアゲバージョンは笑える!


■コミュニケーション消費型:家庭や友人同士、またパーティーなどでコミュニケーションを促進する玩具

「Printoss(プリントス)」(タカラトミー)
現在、幅広い世代で、スマートフォンで写真を撮ることが日常的になっている。様々な加工ができる写真アプリも人気を呼び、友達同士で見せあったり、データ交換することが増えている。ただ、これをプリントアウトしようとすると、専用のアプリが必要になったり、プリンターのある場所に行かねばならなかったり、もしくは家電ショップに行くなど、様々な“めんどうくさい”が発生する。そんな“めんどうくさい”を解決しようと開発されたのが、「Printoss」だ。
操作は実に簡単で、プリントしたい写真をスマホの画面に出し、「Printoss」の上においてスイッチを入れるだけ。すぐにポラロイド写真として、プリントアウトされる。ある意味非常にアナログな作りだ。値段も3.758円(予定)と手頃だ。

これまでスマホの写真は、プリントシール機のようにリアルなやり取りが出来なかった。しかし「Printoss」によって、スマホの写真が、オンライン上ではなく、リアルなコミュニケーションツールとなる可能性がある。新しい市場を作る可能性を秘めているのではないだろうか。


「Printoss」 箱の上にスマホを置いてスイッチを入れるだけ!

写真はこんな感じ ※ポラロイド写真なのでくっきりするまで少し時間がかかります


その他にも、様々なパーティーなどで楽しめる玩具が出展されていた。

「地球まるごとすごろく」 地球儀を使ったユニークな立体すごろく!

「ビッグストリームそうめんスライダー エクストラ」 家庭用そうめん流し!

「天空パーティー 寿し大観覧車」 家庭用回転寿し 縦回転が秀逸!

これでお寿しを食べれば、子どもは盛り上がりそうですね



後編ではさらにユニークな玩具を紹介します。


>>後編へ続く


(記事:中村 健一)

(※1)「UVレジン液」とは紫外線に反応し、硬化する液体で、簡単にアクセサリーなどを作ることができる。

「東京おもちゃショー2017」
http://www.toys.or.jp/toyshow/


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本記事は、エンタテインメントの研究をしているフィールズ研究開発室(FRI)のメンバーが、日頃の活動の中で気になったことに目を向け、独自取材に基づいて、執筆しています。


 

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